たたかえない
ろっこつこっせつのときは、でいけあにかよえていた。
みぎあしのゆびのこっせつのときも、きんじょのせいけいげかまであるけた。
こしのこっせつは…だめだ。
ははをかかえた。
しんでんずのとき、べっどにねかせ、おわるとくるまいすにのせた。
あといっかい。
くるまいすから、くるまのこうぶざせきへ
だきかかえた。
くるまのざせきがたかい
ははが「いたい」という
からだをもちあげた。
こしが「ぐきっ」となった。
いたい。いたいいたいいたい。
「アルクノニドリョクガヒツヨウデス」
いったい、わたしはなにをした?
くやしい。
かなしい。