身体と心の声を聞きながら暮らす

持病はありますが、穏やかに暮らしたいと思います。

決断ができないいとこの夫

いとこは先週の土曜日「特発性間質性肺炎」の急性増悪で救急搬送。
現在人工呼吸器装着中。


いとこの夫は医師に問われました。
「人工呼吸器を外し、ご本人の生きる力に任せますか?」
と。
「考えます」
座って頭を抱えるいとこの夫。
息子は看護師。
「母さんの生きる力に賭けよう。母さんの気持ちを尊重しよう」
いとこの夫は目をおさえました。


私にしてみれば「なぜ人工呼吸器を装着したのだろう」です。
大病院の救急病棟に搬送されたから?
その後「特発性間質性肺炎」とわかったから?


…………………


「望まない人に心肺蘇生をしないことと、一度挿管した人工呼吸器を外すことは倫理的にも法律的にも同じです。 「一度入れた人工呼吸器は外せない」という誤解が医療者の中にもありますが、人工呼吸器のように、その治療を中止することで患者が死亡するようなものであっても、我々は患者の意思を尊重すべきなのです」


https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000197701.pdf


◎大切なのはプロセスをふむこと


 家族が「人工呼吸器を取り外してください」と言ったからといって、すぐに「そうですか」というわけにはいきません。一定のプロセスが必要です。


医療チームの総意であること
ガイドラインには「医療チームの総意であることが重要である」と書かれています。担当医師一人の判断で医療の中止はできません。医療チームだけでなく、その施設の倫理委員会などで検討することもすすめられています。
医師から情報提供と説明がきちんとなされること
何度も繰り返し家族に説明し、意思を確認すること本人や家族の気持ちは揺れ動くものなので、医療チームと、本人・家族が何度も繰り返し話し合い、合意を形成するというプロセスがとても大事です。


https://www.jaam.jp/info/2014/pdf/info-20141104_02_01_02.pdf
…………………


実はいとこは日頃から
「私に何かあったら、延命しないで」
と意思表示をしていました。
愛煙家だったので、いつか肺がんになる、その時は抗がん治療はしないと。


書面での記録はないです。


非常にナーバスな課題です。
いとこは実は自発呼吸があります。
機械の調整で確認が取れています。
抜管しても、酸素マスクでの酸素投与はするとのこと。
気管切開の選択肢もあるとのこと。


私は一旦帰宅しました。
とても疲れました。
腰が痛い。



私の感情は「無」でした。
明日は我が身です。
大病院です。法に触れることはしない。



母の転院先の病院、つまり元勤務していた病院で
「延命措置のために、他の病院に移ることは考えていますか?」
私は首を振りました。



海外では、胃ろうは「虐待」としているそうです。


私が中心静脈栄養にこだわったのは、死期が来たらとりあえず抹消から針を刺して点滴を確保する。
もう母の腕はボロボロで、これ以上ブスブスと死ぬまで針を刺してほしくなかった。
いざとなればCVポートが使えるから。
それでも延命には違いないですけど。
お金の問題も絡む。
でも母は89歳です。



いとこについては、私が口を出す余地は無いです。
いとこの夫からLINEが来ました。
7時の時点で人工呼吸器装着中。
外しても必ず死ぬわけでは無い。
絶対に死ぬとはっきりしていて人工呼吸器を外すわけでは無い。



特発性間質性肺炎は、蘇っても在宅酸素になるし、余命は急性増悪しているので2ヶ月程度。


八代亜紀さんは、膠原病由来の間質性肺炎でした。
私と同じで
「進行はゆっくりだから、まだ大丈夫」
と周囲と話していたとか。
でも「急速進行性間質性肺炎」になった。




人工呼吸器装着の有無はわかりません。
もっと検索すれば出て来るかもしれない。


最近の私は、抗体治療をしても、安静時もゼイゼイしている。
でもサーチが94%取れています。
喘息なのか、間質性肺炎なのか、自分でもわからない。
でも人工呼吸器は不要です。
常々夫より先に死にたいと家族に言っている。


みかんは入院して欲しいと昨日言いました。


「仕事の結果がわかってから」


みかん自身、まだ患者さんと話せる状態では無い。
小声しか出ない。
同僚の薬剤師は
「今の状況で仕事するのあり?」
と言われています。


私は「生存」ではなく「生きる」道を選ぶ。
抗精神薬を減らすと、11階のベランダから飛び降りたい衝動に駆られる。
それは病気の症状であり、本来の私では無い。
人格が破綻しています。



いとこは「生存」しています。
本人の希望は「生きる」ことではないですか?
自力で呼吸して、目を開けることではないですか?

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