身体と心の声を聞きながら暮らす

持病はありますが、穏やかに暮らしたいと思います。

打つ手無し

昨夜21時、ギンギンに腰が痛かった。
坐薬が残り3本。
1日2回までしか使えないので、12時間ごとになる。


だが、ボルタレン坐薬の効果は、ほぼ6時間。
眠れば痛みを忘れられるわけではない。
咳き込めば飛び起きるし、3時間で目が覚めるし、排尿で目が覚める。


21時、我慢できず坐薬を使った。
ここのところ睡眠不足だったせいか、途中トイレに起きてもすぐに眠れた。
咳が出るのでリン酸コデインも飲んだ。
眠れたのだから、坐薬を使わなければ良かったのか?
だがじっとしていても痛いので、寝付けない。


現在8時半。
7時にセレコックスを飲んだが、効かない。
坐薬の残りがあと2本。
明日10時20分MRIとコルセットができあがる。
あと1日の辛抱だ。
だが、咳が出るたび激痛が走る。
リン酸コデインもあと2回分。
呼吸器科の受診は19日。
どう、按分するか?


計画としては、今日12時坐薬、夕方セレコックス、夜間のどこかで、じっとしていられない時坐薬を使用する、だ。
だが既に心が折れそうである。


そもそも1月4日に骨折したエピソードは「母の車椅子から自動車への移乗介助」だ。
ペースメーカーチェックのため夫と、母が入居しているサービス付き高齢者向け住宅へ迎えに行った。
「転んで、立てなくなったんですよ」
「いつですか?」
「昨夜です」
それ以上聞かなかった。
サービス付き高齢者向け住宅とは、そういうところなのだと、自分に言い聞かせた。


ペースメーカーチェックのため病院受診。
夫が受付にヘルプを求めに行く。
来たのは男性事務員2人。
母はつま先を動かしただけで「痛い!」と大声を出す。
絶対骨折している。
そのような状況で、介護経験の無い男性が力任せに車からおろして車椅子に乗せると、複雑骨折か、骨がズレるかしてしまうと考えた。
母に痛くない方の足を使って軸にし、私が抱きかかえ車椅子に乗せた。
心電図の時の移乗も私が介助した。


受診中に、夫が整形外科に電話予約し、介助もお願いしたら、看護師が手伝ってくれることになった。
あと一回、車椅子から自動車に乗せようとした時だった。
「グキっ」
腰に激痛が走った。
もう少しで母と共倒れになるところを、反対のドアから夫が母の腰を引っ張ってくれた。


整形外科は混んでいて座る場所がない。1時間待ちとのこと。
一旦私だけ自宅に戻り、夫は再び母を整形外科に連れて行った。
私もかかりつけ病院に受診をお願いしたが、予約の人しかみない日で断られた。


私は右足の指を骨折していた。
骨粗鬆症で骨密度が同い年の人と比べ、60%しかない。
人を抱えること自体、無理があった。
だが医療従事者の手を借りられなかった状況では、私が介助するより他なかった。


過去を考えても仕方がない。そう、仕方がなかった。
今だけ考えると、とにかく腰の骨が骨折していてとても痛い、事実はそれだけ。


何も悪いことをしていない人たちが、被災している。
不運を比較するつもりはない。
どうしようもない理不尽なことが、この世にあるということだ。

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