身体と心の声を聞きながら暮らす

持病はありますが、穏やかに暮らしたいと思います。

猫に怒鳴る夫

なんとか一人で車を運転して、病院に受診してきた。
車の運転は去年の9月以来。
受診は夫かみかんが付き添ってくれていた。
夫の時は会社の車で、みかんの時はタクシーで。
一人で受診しようと思ったら連続骨折で、歩くのもままならなかった。


病院の前が駐車場だから、あまり歩かなくて良い。
私はリウマチ科と呼吸器科にかからなければならず、それでも早い方で、3時間で診察、採血、注射を終えた。
だが調剤薬局まで結構歩く。
うちから整形外科くらいまでか。
雪がなければ歩けた。
だが公道より奥に入ったところに病院と薬局があり、気温が10度まで上がったことから、凍っていた路面に水が溶け出して、滑りそうである。
腰も足も骨折が完治していないし、杖も持ってこなかった。
薬局は夫に頼むことにした。


夫は耳鼻科で色々検査をした。
1万円あげたことで「助かった」と言ってくれた。
で、明日の薬を朝処方箋を出して、夕方取りに行ってくれることになった。


前回の受診時、呼吸器科の医師が、リン酸コデインを処方し忘れた。
電話をかけ、夫に取りに行ってもらった。
腰がギンギンに痛くて、寝返りもままならない時期だった。
夫が
「処方箋確認した?」
と聞いたから、大丈夫と言った。
「今度は薬の出し忘れないよね?」
と言う。
「今回はリン酸コデインが余っているから大丈夫」
「ほんとう?笑、どうせ2〜3日分じゃないの?」
「ちゃんと数えているから大丈夫。だんだんリン酸コデインも飲む回数減ったし」
「何日ぶんあるか数えた?」
「10日分はある」
「それで持つの?また取りに行くの嫌だよ?笑」
堪忍袋の尾が切れた。
「あのね、何回大丈夫だと言えば気が済むの?しつこいよ!みかんと同じじゃん。みかんも出勤しなきゃいけないんだと何度も言ってもあんた休んじゃいな2〜3回言ったよね?で、なんで笑いながら聞くの?からかっているの?」
キレ気味に言った。夫は黙ってしまった。


夕飯は、ホタテの寿司2カンと天ぷらそばを食べた。そばは夫が昨日買ってきてくれたもの。みかんはワタミの予定だったが、夫が寿司折を買ってきたのでそれを食べた。
夫は冷凍ご飯を解凍して、餃子を焼いて食べていた。
私はクタクタだったので、19時に寝かせてもらった。


猫がうんちをした。ちゃんとトイレでするからいいが、うちの猫は排便後、床にお尻をこするクセがある。
その都度泡タイプの洗剤を吹きかけ、トイレに流せる濡れティッシュで拭き取らなければいけない。
みかんは膝に水が溜まっていて、立ち上がるのがしんどいから夫がしなければいけなかった。すると
「何やってんだよ!いい加減にしろよ‼️」
かつてないほど大声で猫に怒鳴りつけた。
家庭内で夫があそこまで声を荒げたのは初めてである。
もちろん猫に怒鳴っても改善はしない。
怒りのやり場がなかったんだと思う。


私のせいだと思った。
夫はゆとりが全くない。
夫に逃げ道を作らず、責めてしまった。
吐口が猫に向いた。
夫が怒鳴っている姿をみかんは生まれて初めて見たので、ドン引きしていた。
前に会社でタバコ2本吸ったことを私が責めた時、ドラッグストアの店員に「アホじゃないのか!」と怒鳴ったことと同じだ。


夫は変わってしまった。
認知症も疑ったが、物忘れにしろ、今朝何か食べたか忘れる程度なら普通で、認知症予備軍は食べたことすら忘れるという。で、認知症と間違われやすいのが「うつ病の物忘れ」
去年から受診していず、抗うつ剤はない。
「心療内科に受診しようよ」と提案。
「病院ばかり、もうたくさんだ!仕事にならない」
とムッとして言った。


私は生い立ちから、人が怒鳴るのが苦手だ。
自分に向けられたものではなくても、心が震える。
猫が可哀想だった。


今夫は、糖尿病外来、血液サラサラの外来、呼吸器科、歯科にかかっている。
これに耳鼻科が加わった。これは味覚障害で受診しているから、長くは続かないと思う。
糖尿病外来で血液サラサラの薬を処方してもらってというが、後者のクリニックは空いているし、欲しい薬をなんでも出してくれるから、薬屋扱いで辞めたくないのだ。


若い頃夫は温厚で、怒る人ではなかった。
私の愚痴も聞いてくれた。
だが色々ありすぎて私に散々責められて、抑鬱状態になったのだろう。
3年前の3回目の嘘がバレた時、3日間寝たきりになった。
去年の嘘は、土下座した。
その上禁煙を強要され、唯一の楽しみの食事も味がしない。
私が骨折ばかりするから、家事もほぼ請け負ってくれる。
それと前回の入院以降、私はとても疲れやすい。
副腎機能が低下している。
医師にまた採血をして欲しいと頼んだ。
数値を見れば気になると思うけど、プレドニンを微量でも飲んでいれば副腎不全にならないというが…検査データはひどいものだ。


夫との向き合い方を考えなければならない。
要は私が言いたいことを我慢するしか方法はない。
だが、みかんもそうだったように、しつこく絡んできては笑う。
まるでからかって、遊んでいるように見える。


なぜそんな性格になったのか知らない。
朝になっても口をききたくない。

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