身体と心の声を聞きながら暮らす

持病はありますが、穏やかに暮らしたいと思います。

生命保険、お金

我が家は「生命保険貧乏」
事情があって、家その他いろいろ失ったが、生命保険だけは辞めなかった。


知っている人は知っている、我が家の金銭事情。
爆弾男を抱えて家庭を保っている。
さすがにもう何もないとは思うけれど。


私はしょっちゅう病気、それも入院や手術を伴う金のかかる病気ばかりする。
貯金が今…という状況。
母もどのくらい生きながらえるかわからない。
せめてボーナス月まで待ってくれると、親戚の建前文句の言われない1日葬があげられる。


お金を貯金していたつもりでも、今までゼロになっていた。
そんな綱渡りの状態だから、生命保険は本当に命綱だ。
おかげで安心して入院したり、手術を受けられる。


夫のはがん特約がついているけれど、私はついていないので、別にがん保険に入っている。
ここで注意したいのは、通院治療の場合。
昨夜のネットニュースでも、夫を50歳で亡くし、それでも夫の退職金やそれまでの貯蓄が1千万円あり、生命保険にも入っているので、パートで二人の子供を自立させた。
だが、その人は膵臓がんになってしまった。
毎年5万円かけて検診を受けていた。
その隙間を縫って、がんに罹患してしまった。
早期なので、通院治療で様子をみようということになった。
コレが曲者だった。


さっそく生命保険会社に電話するが、保険金はおりないという。
その人は絶望した。
つまり生命保険はがん特約がついていても、通院だと支払われないタイプのものに入っていたのだ。
貯金を切り崩すしかなくなった。


その人は入院1日5千円、手術時最高10万円がおりる保険である。
正直リサーチ不足だ。
何日入院するか知らないが、抗がん治療で入院したら、高額医療費を申請しても、パジャマやテレビ、冷蔵庫などのアメニティグッズ、食費は別払いだ。
1日5千円じゃ足りない。


私はがんになったことはないが、2人に一人はがんになる時代。
がん=死だと思っているかもしれないが、今は死なない。
がんは通院治療の方が多い。


ということで、私が金銭面で信じられるのは生命保険だけだ。
眠い。


…………………


上記を書いたのは、実は昨日の深夜2時頃。
途中で我慢せず眠ることにした。


私は入院すれば1日1万円、手術は内容に応じて値段が決まるが、保険金が出るものに入っている。
その他にがん保険に入っていて、「がん」と診断された時点で100万円出て、通院だろうが入院だろうが1日1万円出る。先進医療にも対応している。
だからがんで入院したら、1日2万円出る計算。
こちらは手厚い保険でも5千円ちょっと。その代わり掛け捨てだ。


そこまでして生きたいか、となるが、痛くて苦しければ、とりあえず入院して何某かの痛み止めを使うなり検査するなりするだろう。


まとまった貯金があれば、保険は解約したいのはやまやまだ。
夫が早期に亡くなったら夫の死亡保険金を受け取って、生命保険を全部やめる。


仕事を悩んでいる。
5月で57歳になる。
医師は「心が良くなれば一般就労も可能」とは言ってくれた。
近所のA型は「割り箸の袋詰め」しか書いていない。
ITを一から教えてくれるA型と、花屋の下請け?になるのかわからないが、花屋のA型もしたい。ただし立ち仕事ではある。
ここに通うには、徒歩、電車、地下鉄、徒歩になる。
57歳…うーん。


近所のA型は定年がない。ただし合同会社だ。
あくまでA型作業所だから福祉サービスなわけだ。
会社の将来性がわからない。
仮にITを習ったところで、2年をめどに障害者枠とはいえ、一般企業に就職できるとは思えない。
花屋はとてもやりたい。


まず実績を作ろう。
今私が歩けるのは5分。
毎日歩けば、いつか普通の行動ができるだろう。
1年休まず続けることが大切だ。
割り箸以外にも別の仕事を受注するかもしれない。


YouTubeでは色々メリットデメリットがあるが、できれば70歳まで働いて、年金を繰下げ受給したい。
仮に障害年金が続いたとして、70歳になった時、老齢年金が増えてもらえるかは謎だ。
それに近所と言っても引っ越すかもしれない。


実は独居の叔母が心筋梗塞になった。
入院準備のため、医師の言うことを聞かず、無理やり帰宅したらしい。
「なんで電話くれなかったの」
「だって入院の準備が」
と言う。心筋梗塞で1日とて帰宅を許されるなら、軽いものとは思うが、普通は考えられない。循環器病院に働いていたので、そこはわかる。


じゃあ、入院の準備ができたかと言うと
「化粧水と、乳液と…」
しか出てこない。テンパっている。
「とりあえず下着と爪切りだけ用意して。あとはこっちで用意する。履き物は今は上靴じゃないとダメだから、サイズは大きいかもしれないけれど、私のを持っていくから」
と言った。
「ああそうだ、靴を持ってきてと言われて困っていたの」


叔母は79歳、創価学会の幹部。
うちの母の葬儀を取り付けなきゃ、母は父と同じ墓に入れない。
叔母には生きてもらわないと困る。
「パパが都合つけてくれたから、明日9時半までにいくから。病院で手続きや医師の説明を聞く必要があるから、おばちゃん一人では無理だよ。保証人もいるし」


準備は終えた。
まずは叔母を病院に連れていく。

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