身体と心の声を聞きながら暮らす

持病はありますが、穏やかに暮らしたいと思います。

粉雪

北海道では「雪が舞う」という表現は使わない。
まして「粉雪」なら尚更。


粉雪 舞う季節は〜🎵


レミオロメン「粉雪」
この歌は好きだ。



車を運転したら、前に走っている車のテールランプが見えないほど真っ白になる。
粉雪は、最も寒い1月下旬〜2月上旬に降る。


粉雪が降る外に出ると、それは寒いが、グルグルと雪が風に乗って四方八方に回る。
体に叩きつけるほどの吹雪になる。
私は吹雪がとても好きだ。
通学途中に吹雪だと、それは寒い。
だがいっそ吹雪に飲まれて白くなって消えたいと思ったこともあった。


つまらんね。
もう粉雪は降らない。
海外の富裕層は、粉雪つまりパウダースノウを求めてニセコにスキーを滑りに来る。
今降っているのは「ベタ雪」
こいつは水分を多く含み、どっかり降る。
この前も札幌で70cm積もった。


じゃあ今の時期、寒くないか?
今日の6時の最低気温、朱鞠内(しゅまりない) −21.4度。
ここまで来ると「ダイヤモンドダスト」が見られる。
でも季節は確実に春に近づいている。
寒くても土の中では、植物が根を伸ばし始めている。


今日は、みかんは公休だ。
夕食を作ってくれるそうだ。
膝に水が溜まっており、病院に受診する。
一日中立ちっぱなしの仕事だから、職業病だろう。
気の毒だね。
看護師は処置の合間に看護記録の業務があるから、とりあえず座れる。
まあ、座るか走るか。
ナースコール対応がある。
看護記録に集中できない。
どっちもどっちだ。


みかんが業務を始める前に、雪かき係が早く行って、歩行路の雪を除けなければいけない。
だがドカ雪となれば、全員で雪かきをする。
この前
「今日の雪は重かった」
と言っていた。
雪だるまを作るなら、重い雪のがいい。
粉雪は、サラサラして、固まらない。


私は病院受診以外、家にいる。
だが昨日母の病院に行って、ちょっと腰の調子がいいからと、立体駐車場を往復した。
すると腰とお尻の筋肉が痛くなり、へとへとになった。
今朝も中途覚醒したが、すぐに眠った。


やばいと思う。
まずは訪問看護でリハビリ散歩をするとして、今後。
心をなんとかしないと、外へ行けない。


家から吹雪を見るのも好きではある。
みんな寒風吹き荒ぶ中、フードを被って前のめりに歩いている。
自分は暖かいところにいる。
幸せだと思う。


今朝、珍しくベッドから出て、紅茶を入れた。
起きてきた夫が
「アレ、どうしたの?」
などと言う。


心に栄養が欲しい。
布団に篭るのは、外敵から身を守っているのだろう。
外敵?なんだろうな。


やりたいことも食べたいものもない。
夫が仕事帰りにホタテとマグロの刺身でも買ってきてくれたなら、十分だ。
一昨日トマトカレーを作って無理やり食べた。
カレーはあまり好きじゃない。
鶏肉やトマトを摂取するために食べたまでだ。


寒風吹き荒ぶ中を歩いている人は、実は不幸ではない。
真っ当に活動している。
心に栄養を与える前に、胃袋に栄養のあるものを入れなければ、身体はだるいままだ。


「書を捨てよ、町へ出よう」
寺山修司の作品。
「町そのものを書物のように読むべし」
という意味だそうだ。
電子書籍に入れたまま、読んでいない。


4月になったら路面が禿げる。
散歩を日課にしよう。
次の冬には、粉雪に飲まれたい。

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